実用性で選ぶ!5.11 Tactical「RUSHシリーズ」5型を徹底比較

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5.11 RUSHシリーズ5型が並んだトップビジュアル

KINRYUではこのたび、アメリカ発の高機能ギアブランド「5.11 Tactical(ファイブイレブン・タクティカル)」の取り扱いをスタートしました。その第一弾としてご紹介したいのが、ブランドを代表する人気バッグシリーズ「RUSH(ラッシュ)」です。

プロユースやアウトドア、さらには日常使いなど幅広く活躍する実用性重視のモデルを5型ラインアップ!本記事ではシリーズの特徴や商品ごとのサイズ感やディテールを詳しくご説明いたします!ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

1.RUSHシリーズの共通仕様と魅力

RUSHシリーズは、5.11 Tacticalを象徴するタクティカルバッグライン。高い耐久性と使い勝手を兼ね備え、プロフェッショナルの現場でも信頼される設計となっています。ここでは、KINRYUがセレクトした全5型に共通するシリーズとしての特徴や基本仕様を、各ポイントごとに写真を交えてご紹介します。

主な共通仕様

  • 1050Dナイロン生地(撥水加工)
RUSHシリーズ共通仕様:耐久性のある1050Dナイロン生地

バスケットウィーブ構造の厚手ナイロンを使用しており、耐摩耗性・引き裂き強度・全体としての耐久性に優れています。さらに、表面には撥水加工が施されており、多少の雨や汚れにも耐えるタフな仕上がりです。

  • MOLLE(PALS)ウェビング
RUSHシリーズ共通仕様:MOLLE(PALS)ウェビングの拡張性

ミリタリーバッグの象徴ともいえる、装備拡張用の「MOLLE/PALSウェビング」システムです。バッグの前面や側面にナイロン製の帯状ループが備わっており、対応するポーチやアクセサリーを自由に取り付け可能です。用途に合わせてカスタマイズできる柔軟性は、タクティカルバッグならではの魅力です。

  • 高い収納力と整理性
RUSHシリーズ共通仕様:整理力に優れた収納ポケット構成

大きなメインコンパートメントに加え、小分けポケットやオーガナイザーが豊富。荷物が迷子になりにくい設計です。

  • パッチスペース
RUSHシリーズ共通仕様:面ファスナー付きパッチスペース

面ファスナー(ループ)パネルによるパッチスペースが設けられており、ミリタリーパッチなどの装着が可能。(モデルごとにサイズや配置が異なります)見た目のアクセントにもなりますので、お気に入りのパッチがあれば、カスタマイズして楽しむのもおすすめです。

  • 見た目の特徴
RUSHシリーズ共通仕様:縦ステッチ入りのフロントデザイン

中央、縦に走るステッチのフロント構造が象徴的。シンプルですが、これがRUSHシリーズのアイコニックな見た目となっており、機能性だけでなくデザイン面でもシリーズ全体の統一感を演出しています。

2.モデル別紹介

  • 【RUSH24 2.0|BACKPACK 37L】
RUSH24 2.0:フロントビュー(37Lバックパック)

日常使いからアウトドアまで幅広く対応できる、RUSHシリーズの中でも特に“万能型”といえるモデルがこのRUSH24 2.0です。

がっしりとした設計で、収納力の高さがひと目で伝わる外観。複数のポケットを備えながらも、それぞれが機能的に配置されており、過剰にごちゃついた印象を与えない点も魅力です。「容量がしっかりあり、ツール類も整然と収まる設計」
実用性を第一に考えるユーザーにとって、間違いない選択肢です。

RUSH24 2.0:メインコンパートメント内部

抜群の整理力を誇るコンパートメント構成も特徴の一つ。メインコンパートメントは広く奥行きもあり、1泊程度の衣類やギアをしっかり収納できます。背面側には、ノートPC(対応サイズは最大16インチ程度)やドキュメント類の収納に便利なスリーブポケットも備え、ビジネスユースにも対応可能です。

RUSH24 2.0:フロントのポケット上部
RUSH24 2.0:フロントのポケット配置(オーガナイザー)

フロントのサブコンパートメントには、ツールや小物を機能的に整理できるオーガナイザーポケットを搭載。上部・下部・側面の各ポケットも、アクセス頻度や用途に応じて使い分けやすく設計されています。

RUSH24 2.0:サイドポケットの収納構造

見逃しがちなサイドポケット。縦型パンフレットやグローブなどの収納にも良いかも。内部に小物用のポケットが一つ備わっています。

RUSH24 2.0:上部サングラスポケット(フリースライニング)

本体上部には、サングラスやスマートフォンなどの傷つきやすいアイテムを保護するためのポケットを装備。内側には柔らかなフリースライニングが施されており、レンズや画面を優しく保護します。

RUSH24 2.0:背面ポケットとハイドレーション対応

背面には、ハイドレーションリザーバーの収納が可能なポケットを搭載。上部にはチューブを通すための穴が設けられており、必要に応じて給水装備を組み込むことができます。

背面パッド内には樹脂製プレートが内蔵されており、荷重を分散しやすく、バッグ全体の型崩れも防止。パッド入りの背面構造により、長時間の使用でも快適な背負い心地をサポートします。

RUSH24 2.0:背負った状態の使用イメージ(正面)
モデル:身長168㎝

容量37Lらしい存在感がありつつも、全体のシルエットはバランスよく収まります。幅と厚みのある設計ながら、極端に大きく見えることはなく、体格を問わず自然に馴染みやすい印象です。日常からアウトドアまで幅広く対応できる汎用性の高いモデルです。

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  • 【RUSH12 2.0|BACKPACK 24L】
RUSH12 2.0:フロントビュー(24Lバックパック)

RUSH12 2.0は、約12時間の行動を想定して設計された“デイパック”モデル。
コンパクトなバックパック型ながら、必要な装備をしっかり収納できる実用性を備えており、RUSHシリーズらしい機能性も健在です。

小物の収納まで配慮された収納力と、日常でも扱いやすいサイズ感のバランスが秀逸。通勤や通学、日帰りのハイキングやキャンプなど、さまざまなシーンで活躍します。

RUSH12 2.0:メインコンパートメントと収納例
RUSH12 2.0:小物オーガナイザー付きサブポケット

メインコンパートメントは、見た目以上に奥行きがあり、デイパックとしては十分な収納力を確保。背面側にはノートPC(対応サイズは最大14インチ程度)や書類を収納できるスリーブポケットを備えています。

フロントのサブコンパートメントには、小物類を効率よく整理できるオーガナイザーを搭載。日常のツールやガジェットをすっきりと収納でき、用途に応じた使い分けがしやすい構造です。

RUSH12 2.0:サングラスポケット(内部フリース)

本体上部には、サングラスやスマートフォンなどの繊細なアイテムを収納できるポケットを装備。内側にはフリースライニングが施されており、レンズや画面をキズからしっかり守ります。

RUSH12 2.0:ハイドレーションポケットと背面構造

背面にはハイドレーションリザーバーの収納が可能なポケットを装備。トップにはチューブを通すための穴が設けられており、行動中の給水にも対応できます。

背面パネル内部には、荷重を安定させる取り外し可能なプレートを内蔵。
クッション性のあるパッド構造とあわせて、背負い心地と荷物の安定性を両立しています。

RUSH12 2.0:背負った状態の全体イメージ
モデル:身長168㎝

容量24Lというサイズ感は、背負った際にも過度なボリューム感が出ず、街中でも自然に馴染みます。全体の重心も高く収まり、体へのフィット感も良好。アクティブに動きたい場面でも快適な背負い心地をキープします。

軽快さと機能性のバランスがとれたRUSH12 2.0は、日常使いにもフィールドにもなじむ実用性の高いモデルです。

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  • 【RUSH MOAB 8|SLING PACK 13L】
RUSH MOAB 8:フロントビュー(13Lスリングパック)

RUSH MOAB 8は、斜め掛けスタイルで人気のMOABシリーズの中でもしっかりと容量を確保した中型モデル。13Lというサイズ感は、日常の持ち歩きはもちろん、ツールやガジェット類をスマートに整理して携行したいシーンにも対応します。

各種ポケットが機能的に配置され、装備の整理・取り出しがスムーズ。RUSHシリーズ共通のタフな構造はそのままに、コンパクトさと収納力のバランスが取れたスリング型パックです。

RUSH MOAB 8:メインコンパートメント(両サイドアクセス)

メインコンパートメントは、13Lの容量を効率的に活かすための整理力に優れた構造。両サイドからアクセスできるファスナー式メッシュポケットを搭載。ポケット内部にはエラスティックバンドが設けられており、収納物の固定が可能。さらに、ファスナーを両サイドにもうけることで、取り出したいものに素早くアクセス可能です。

RUSH MOAB 8:サブポケットとツール収納例

フロントのサブコンパートメントは、小物やガジェット類の収納に最適。メッシュポケットだけでなく、複数のツールポケットが備わっており、日常使いでも使い勝手の良い構成になっています。

RUSH MOAB 8:サングラスポケット

本体上部には、サングラスやスマートフォンなどの繊細なアイテムを収納できるポケットを装備。 内側にはフリースライニングが施されており、レンズや画面をキズから保護します。他のモデルのサングラスポケットと比べると、やや開口部はコンパクトではありますが、一般的なサイズのサングラスであれば問題なく収納可能です。

RUSH MOAB 8:背面ハイドレーションポケット構造

背面には、ハイドレーションリザーバー(1L~1.5Lの小中型対)の収納に対応したポケットを装備。上部にはチューブを通すためのホールも設けられており、行動中の水分補給にも対応可能です。

内部には取り外し可能なパネルを内蔵しており、荷物の安定感と背面の形状保持をサポート。背負った際のフィット感を高めつつ、全体の重心を安定させる役割を担っています。

RUSH MOAB 8:背負った状態の装着例
モデル:身長168㎝

スリングパック特有の軽快さと、RUSHシリーズらしい安定感のある背負い心地を両立。背面にはクッション性のあるパッドを備え、長時間の使用でも快適にフィットします。

ショルダーストラップは左右どちらにも付け替えが可能で、利き腕やスタイルに合わせた装着が可能。また、縦長のスリムなシルエットはバックパックモデルにはないスマートな印象です。

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  • 【RUSH MOAB 6|SLING PACK 11L】
RUSH MOAB 6:フロントビュー(11Lスリングパック)

MOABシリーズの中でもバランスの取れたサイズ感が魅力の、容量11Lのスリングパック。コンパクトすぎず、かといって大きすぎない絶妙なボリュームで、日常の携行品からちょっとした装備まで幅広く対応します。

フロントにはRUSHシリーズらしい機能的なポケットが並び、整理力にも優れた設計。必要なものをスマートに持ち運べる汎用性の高さが、MOAB 6の大きな特徴です。

RUSH MOAB 6:メイン収納部と奥行きのある内部構造

メイン収納部は、奥行きと高さにゆとりがあり、日常の持ち物をすっきりと収められる設計。内部には仕分け用のポケットも備えられており、荷物を整理しやすく、スマートに持ち運べます。

フロントのサブコンパートメントには、ペンやツール、小型ノートなどを整理できるオーガナイザーポケットを搭載。キーループストラップも、1つ備わっています。

RUSH MOAB 6:ショルダーストラップとポーチポケット

ショルダーストラップと本体の付け根部分には、ジッパー付きの小型ポーチポケットを搭載。小型スマホやカードケース、イヤホンなど、ちょっとした必需品を収めておくのに便利な収納です。

コードを外に出すための穴も設けられているので、ミュージックプレイヤー(有線イヤホン派)やモバイルバッテリーを入れておくのもおすすめ。あると嬉しい“気の利いた装備”です。

RUSH MOAB 6:サングラスポケットとソフトライニング

本体上部には、サングラスやスマートフォンなどの繊細なアイテムを保護できるジッパーポケットを配置。内側は柔らかなフリースライニング仕様で、レンズや画面をキズからしっかり守ります。

本体のメイン収納を開けずにアクセスできる位置にあるため、ちょっとした出し入れにも便利な収納スペースです。

RUSH MOAB 6:背面隠しポケット(A5対応)

背面には、ジッパー付きの薄型ポケットを搭載。外からは目立たない位置にあり、貴重品などをしまっておく“隠し収納”としても活用できます。A5サイズくらいなら収まります。本体との段差を活かした構造なので、無理なく体にフィットし、背負った際の違和感もありません。

RUSH MOAB 6:背負った状態の全体イメージ
モデル:身長168㎝

RUSH MOAB 6は左右どちらの肩にも掛けられるスリングタイプのショルダーバッグ。ベルトの付け根を付け替えることで、利き手や好みに合わせて左右を切り替えて使うことができます。

本体はコンパクトながら立体的な構造で、背負ったときのバランスが良く、体に沿うようなフィット感。荷物を詰め込んでもシルエットが崩れにくいです。

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  • 【RUSH MOAB 3|SLING PACK 4L】
RUSH MOAB 3:フロントビュー(4Lスリング/ウエスト兼用)

RUSH MOAB 3は、MOABシリーズ中で最小となる4L容量のスリングパック。コンパクトで軽量ながら、5.11らしい無駄のない機能的なデザインがしっかりと詰め込まれています。

小型バッグにありがちなチープさは一切なく、装備感のある仕上がりはタクティカルラインならでは。斜め掛けのスリングスタイルはもちろん、腰に巻いてウエストパックとしても使える柔軟な設計で、最小限の荷物で出かけたいときにも、安心して選べる小型モデルです。

RUSH MOAB 3:メインコンパートメント内部(小物収納)

メインコンパートメントは、財布・スマートフォン・小型ツールなどを収めるのにちょうどいいサイズ感。内部にはエラスティックバンドがあり、ツール類を固定して持ち運ぶのに便利です。

RUSH MOAB 3:フロントポケット(小物収納)

フロントのサブコンパートメントは、シンプルながら貴重品の収納に役立つキーループストラップを1つ備えています。構造自体はミニマルですが、ちょっとした小物をまとめておくにはちょうどよい作りです。

RUSH MOAB 3:背面のストラップを取り付けるループの位置

MOAB 3の背面には、ストラップを取り付けられるループが計4か所(左右に各1、上部に左右で2)設けられています。取り付け位置の組み合わせによって、使い方を柔軟に切り替えられるのが特徴です。

・写真のように「左横+上部右」のループに取り付けると、斜め掛けのスリングバッグとして使用可能
・「左横+右横」のループに装着すれば、ウエストバッグ風の使い方にも対応

用途や装備に応じてスタイルを変えられる、ユニークな多用途設計です。

RUSH MOAB 3:着用イメージ(スリングパックとして)
モデル:身長168㎝
RUSH MOAB 3:着用イメージ(ウエストパックとして)
モデル:身長168㎝

斜め掛け時は、体の前側にもバッグをスムーズに回せるため、荷物の取り出しがしやすく、移動中の使い勝手にも優れています。

また、腰に装着した際も体にしっかりとフィットし、コンパクトなサイズ感が生きるスタイルになります。ウエストパックとしてもスリングパックとしても使える柔軟な仕様は、他のRUSHシリーズにはない魅力です。

RUSH MOAB 3 – Sling pack 4L をオンラインストアでみる

3.モデル選びのポイント ~サイズ比較~

RUSHシリーズのサイズ比較イメージ
モデル名 タイプ 容量 特徴
RUSH24 2.0 バックパック 37L アウトドアにも対応する本格装備/1~2泊の荷物も可
RUSH12 2.0 バックパック 24L デイリーユースに最適/軽装~日帰り向き
RUSH MOAB 8 スリングパック 13L 収納力と機動力のバランスが取れた中型モデル
RUSH MOAB 6 スリングパック 11L 使いやすい容量感/ショルダー収納も便利
RUSH MOAB 3 スリングパック 4L 最小サイズ/軽装外出に◎・スリング&ウエスト兼用

視覚的にもわかりやすいよう、各モデルのサイズ感を比較できる画像と表を用意しました。こうして並べてみると、それぞれの大きさやボリューム感の違いが一目瞭然。モデルごとの役割がはっきりしているのがわかりますね。

普段の荷物量や使いたいシーンを思い浮かべながら、「自分にとってちょうどいいサイズ」はどれか、ぜひチェックしてみてください。

さいごに

高い耐久性、整理しやすい構造、そして拡張性。 RUSHシリーズは、そのすべてをバランスよく備えた完成度の高いバッグシリーズです。

「どのモデルを選んでも共通する安心感」がありながら、容量や形状の違いによって、使い方はしっかりと差別化されています。 だからこそ、今回の記事を通してご紹介してきたように、自分のライフスタイルや用途に合わせて“ちょうどいい”を見つける楽しさもあるように思います。

何らかのバッグをお探しの皆様。RUSHシリーズは、迷ったときのひとつの手がかりになるかもしれません。

オンラインストアでは、今回ご紹介したRUSHシリーズ以外にも、頼れるバッグを多数取り扱っています。 この機会に、ぜひ他のラインナップもチェックしてみてください!