動けるパンツを探すなら、5.11。おすすめする理由を語ります

KINRYUオンラインストアでは、このたび「5.11 Tactical(ファイブイレブン タクティカル)」のタクティカルパンツの取り扱いをスタート!
本記事では、「タクティカルパンツってそもそもどんなパンツ?」「アウトドアや普段使いにも向いてるって本当?」「5.11って、他と何が違うの?」そんな疑問をすっきり解消していきます。
後半では、5.11を代表する2つのタクティカルパンツを、実際の着用写真とともに徹底比較。どのモデルを選べばよいか迷っている方にも、参考にしていただける内容になっているはず!最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
1. なぜタクティカルパンツをおすすめするのか

タクティカルパンツとは、本来は軍や警察、レスキュー隊といったプロフェッショナルの現場で使用されることを想定して作られたパンツです。
激しい動きや過酷な環境に対応するため、「高い耐久性」や「充実した収納力」、そして「動きを妨げない構造」などが備わっています。

そしてこの機能性、実は日常生活でも大いに役立つというのがポイント。
キャンプやDIY、バイク、アウトドアはもちろん、荷物の多い日やアクティブに動く日常シーンにもフィット。「動きやすくて、タフで、収納力がある」――そんな“使える一本”を探している方にこそ、タクティカルパンツはぴったりの選択肢なのです。
KINRYUでは、こうしたタクティカルパンツの機能性に注目し、自信をもっておすすめしています。
なかでも今回ご紹介する5.11 Tactical(ファイブイレブン タクティカル)は、タクティカルパンツの“元祖”ともいえる存在。現場での信頼はもちろん、街にも馴染むデザイン性も備えており、プロと日常の境界を超える一本です。
2.5.11 Tactical のタクティカルパンツはココがすごい
『始まりは、クライミングパンツだった』
「5.11 Tactical」のルーツは、実はロッククライミングにあります。
そもそもブランド名の「5.11」は、アメリカ・ヨセミテ国立公園で使われるクライミンググレードのひとつで、非常に難易度の高いルートを示す数字です。

さかのぼること1970年代。まだ「5.11 Tactical」というブランドが生まれる以前の話です。
その当時、伝説的なクライマーであるロイヤル・ロビンズ氏によって、原点となるクライミングパンツが開発されました。それは『過酷な動きに耐える』ことを基礎コンセプトに、身体の動きを妨げず、自由に動ける構造を追求したものでした。

このパンツは後に、その実用性がFBI訓練施設のインストラクターたちの間で注目され、次第に口コミで広まっていきます。そしてついには、FBIトレーニングアカデミーでの正式採用へとつながったのです。
当時は、ゆったりとしたシルエットのパンツが動きやすいとされていた時代でした。そんな中で5.11は、立体裁断やスリムフィットといった新しいアプローチをいち早く取り入れ、機能性とシルエットを高次元で両立。
のちに業界で模倣されるほどの影響を与え、「タクティカルパンツ」というジャンルが市場に定着する大きな原動力となりました。
こういった経緯こそが、5.11が「タクティカルパンツの元祖」として今なお揺るがぬ地位を築いている理由と言えるでしょう。
■ 5.11のタクティカルパンツの特徴
ここからは、5.11を代表するタクティカルパンツ――「Stryke Pant(ストライク パンツ)」と「Icon Pant(アイコン パンツ)」の2モデルを例に挙げながら、5.11のタクティカルパンツが持つ特徴を順に見ていきましょう。
・動きやすさのための設計


5.11のタクティカルパンツは、元がクライミングパンツというルーツをもつだけに、その「動きやすさ」は格別。例えば股下には大きく開脚できるガセット構造(マチ)が施されています。また、ややスリムにデザインされているモデル(ここではIcon Pant)については膝部分には立体的なカッティングを採用するなどの工夫も。これにより、しゃがむ・登る・駆けるといった動作をしてもストレスがかからず、身体の動きにしっかり追従します。
・過酷な動きに追従するための素材と構造

「Stryke Pant」や「Icon Pant」をはじめとする5.11のタクティカルパンツの多くには、5.11独自のFlex-Tac®(フレックスタック)素材が使用されています。ポリエステルとコットンをベースに、優れたストレッチ性と耐久性を兼ね備えた生地で、屈伸やダッシュといったアクティブな動作にも柔軟に対応。
この素材は、実際の現場で働くプロフェッショナルの声を反映しながら改良が重ねられてきたもので、「よく伸びて、タフに使える」という理想のバランスを実現しています。

さらに両モデルともにリップストップ織りを採用。生地の裂けを最小限に抑えるこの構造により、ハードな使用環境にも強く、安心して動き回れます。また表面に撥水加工が施されているので、汚れにつよく、多少の悪天候下でも安心して着用できます。

縫製面でも抜かりはなく、ダブルステッチや補強ステッチなど、現場を想定した堅牢な仕上げが随所に。細部まで考え抜かれた設計が、動きやすさと耐久性をしっかりと両立しています。

さらに、YKK製ファスナーや、スナップボタンにはPrym製を採用するなど、信頼性の高いパーツを利用することで、永く愛用することができるウェアとなっています。
・各ポケットに秘められた収納力

カーゴポケットは5.11独自の丸角型。通常時は膨らみも控え目ですが、マチによる深みのある構造に。また内側にインナーポケットが二つ備わっており、慎ましい見た目のカーゴポケットながら、十分な収納力を持っています。

カーゴポケット以外のポケットについても、優れた利便性を持ったデザインになっており、ウォレットやステーショナリー、EDCツールや、モバイルガジェットなどを、しっかり保持して持ち運ぶことができます。
・アーバンユースへの配慮がされたシルエットデザイン


5.11のタクティカルパンツは、ミリタリーやワークパンツにありがちな“野暮ったさ”を排除し、街中でも自然に溶け込むスマートなシルエットが特徴です。
実はこのデザイン性にも、開発背景が深く関係しています。FBIや警察、特殊部隊の中でも「都市部での任務」を前提とした活動環境に対応するべく、5.11はスリムフィットやテーパードシルエットを早い段階から採用しました。
機能性を損なうことなく見た目のスマートさを実現する工夫。この街着として違和感なくなじむためのタクティカルデザインが、結果としてハードな現場に限らず、通勤や旅行、普段使いなど、幅広いシーンで活躍する一本としても高い評価を得ています。
・世界100カ国以上に展開されるスケールメリット

5.11 Tacticalは、現在では世界100カ国以上で展開されており、そのスケールメリットも大きな魅力のひとつです。
大規模な生産体制によって、品質をキープしながらもコストを抑えることが可能に。結果として、タクティカルウェアとしての高い性能を維持しながら、比較的手に取りやすい価格帯を実現しています。
さらに、世界中のプロフェッショナルから寄せられるフィードバックを製品開発に反映し、細かな改良やアップデートを継続的に実施。大量生産の枠にとどまらず、“使える一本”として進化し続ける姿勢も大きな特徴といえそうです。
FBIやSWAT、特殊部隊、EMS(救急隊)、国境警備隊など、任務の質と難易度が高い現場で活動するプロフェッショナルたちから支持されているのは、こうしたディテールの積み重ねがあるからこそ。そうして磨き上げられてきた一本が、今もなお進化を続け、プロと日常の境界を超える存在となっています。
3.ブランドを代表するタクティカルパンツ2型の比較
ここからは、5.11の代表的なタクティカルパンツ2型を比べてみたいと思います。基本的なディテールは同一ながら、シルエットに大きな差がある2型となっていますので、特にサイズ感について徹底的に比較してみました。
・Stryke Pant(ストライク パンツ)

FBIトレーニングアカデミーの要請で開発されたブランドの原点「5.11 Pant」の思想と設計を受け継いだ一本。テーパードストレートのバランスの良いシルエットで、機動性・収納力・耐久性のすべてを高水準で備えた定番モデルです。迷ったらまずはこれ。
― シルエットとサイズ感について
ささやかなテーパーを施したストレートのバランス型。動きやすさとスマートさを両立した王道シルエットで、ミリタリーパンツにありがちな“野暮ったさ”を感じさせません。
『サイズ参考写真 モデル169㎝の場合』

『サイズ参考写真 モデル174㎝の場合』



『サイズ参考写真 モデル181㎝の場合』




― ウエストアジャストについて
ウエスト内側には、目立たないように仕込まれたストレッチバンドが。体の動きや姿勢の変化に合わせて伸縮するため、締め付け感なく自然にフィットします。
この伸縮性によって、ウエストの対応幅にある程度のゆとりがあり、人によってはいつものサイズよりワンサイズ下でも問題なく着用できることもあるくらい。上のモデルサンプルも、2サイズ着用している写真がありますので、参考にしていただけると嬉しいです。

5.11 Tactical / Stryke Pant をオンラインストアでみる
・Icon Pant(アイコン パンツ)

都市部での任務を担う法執行機関向けに開発された、スマートな見た目が魅力の一本。Strykeと同じ素材・機能性を持ちながら、ややスリムなテーパードシルエットで都会的な印象に仕上がっています。
― シルエットとサイズ感について
Stryke Pant よりもやや細身でテーパードの効いたスタイルに。スッキリした印象ながら、優れた可動性はそのままです。
『サイズ参考写真 モデル169㎝の場合』

『サイズ参考写真 モデル174㎝の場合』



『 サイズ参考写真 モデル181㎝の場合』




―ウエストアジャストについて
両サイド(ウエストの一部からメインポケットのスレーキ部分にかけて)にストレッチパネルを配置。腰回りにしっかりフィットし、体の動きにもスムーズに追従します 。この伸縮性によって、ウエストの対応幅にある程度のゆとりがあります。ぜひ上の着用写真をご参考に。

5.11 Tactical / Icon Pant をオンラインストアで見る
5.11 Tacticalのパンツは、クライミング由来の機動性とプロユース仕様の信頼性を併せ持つタクティカルパンツの代表格です。なかでも今回紹介した2本は、どちらも定番モデルとして長年愛されている王道ライン。ハードな環境にも対応しながら、街にもなじむスタイルで、日常でも活躍する万能選手です。
迷ったらまずはこの2本から、あなたの「動ける一本」を見つけてみてくださいね。