薪の運び方を考えてみよう!【パラコード】【カバン】【ロープタイトナー】

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秋となると気温が下がり夜も長くなる。つまり「焚き火」がより一層楽しくなる季節です。秋キャンプの醍醐味として、この季節の「焚き火」を楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。そこで本日は、そんな焚火にまつわるお話をご用意いたしました。ずばり「薪の持ち運び方」です。当然「焚き火」をするうえで薪は必須となるわけですが、それなりの重量ですし嵩張るので苦戦しがち。今回は手ごろな方法で、この薪の運搬についてどうにかならないものか考えてみた様子を記事にしています。パラコードや荷締め道具、鞄などを用いて試行錯誤していますので、お付き合い頂けると嬉しいです。

パラコードで束ねてみよう!その1

まずはロープを使ったシンプルな持ち運び方に着目。とてもメジャーですが、とっても簡単で使い勝手の良い方法をご紹介します。

今回は「Atwood Rope 550 Paracord」を利用します。持ち運び易さと必要な分だけ切り出してつかえる優れた利便性が◎。もちろんパラコードではなくても良いですが少なくとも耐久性に優れたロープを活用したほうが吉です。最近KINRYUオンラインストアで取り扱いをはじめた「Rapid Rope」もオススメ。ボトル型のディスペンサーによって必要な分だけ素早く引き出してカットできる優れモノですので、ぜひチェックしてみて下さい。

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それでは早速、薪を運ぶ準備を進めていきます。

1)まずは「フィッシャーマンズ・ノット(後ほどご紹介)」を用いて輪っかにしたロープを用意。※輪っかの幅は少し余裕を持たせておいた方が薪を束ねた際に安定します。そして輪っかの上に薪をセット。

2)輪っかにしたロープの両端を持ち上げ、片方の輪っかに、もう片方を潜らせます。

3)これで完成!いたって簡単ですね。片手で持ち上げることができるので、他の荷物と一緒に運びたいときにもピッタリな方法です。

ポイント!「輪っかの作り方」-フィッシャーマンズ・ノット

輪っかを造るときに重宝するロープワークといえば「フィッシャーマンズ・ノット(テグス)結び」。ロープ(あまり太くないもの)を繋ぐときに利用される結び方なのですが、なによりシンプルで覚えやすいので今回はこの結び方を利用しました。

1)紐の両端それぞれを絡めるように止め結び(オーバーハンドノット)します。

2)あとは結び目をスライドさせるように左右を引っ張れば完成。結び目が表裏綺麗に整っているのを確認しましょう。また、端が十分に余るように結んでください。

パラコードで束ねてみよう!その2

次に「ユニノット」という結び方を使って持ち運んでみたいと思います。

先ほどの同じく「Atwood Rope 550 Paracord」を利用します。パラコード以外のコードでもOKですが、今回は結び目をスライドさせたいので、ある程度ハリがある丸紐がオススメ。

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それでは、薪をサクッと束ねていきます。

1)持ち運びたい薪の量に対して適切な長さのロープを用意。底を潜らせて束ねていきます。

2)2ヵ所「ユニノット」を用いて纏めます。「ユニノット」については後述にてご説明いたしますので、ご覧ください。

3)一本のコードを利用するのがポイント。余った部分がハンドル代わりになるので、先に紹介した持ち運び方と同様に持ち運び易くなります。

4)最初に紹介した持ち方と異なり、ロープワークによって2ヵ所をまとめている状態なので、地面に置いた状態でもバラけることが無いというのがメリット。まとめて保持しておきたい時に便利な方法ですので、お試しください。

ポイント!「結び方」- ユニノット

釣りを嗜む方には御馴染みの「ユニノット」。結び目をスライドさせて輪っか側を締め付けることができるため、薪運びに利用してみました。パラコードほどの太さであれば意外と簡単に緩めることができるので、今回は好都合でした。結び方も難しくないので覚えて損は無いはずです。(※わかりやすくするため途中から色を変えたコードを利用しています。)

1)ロープの一端を折り返し、輪っかを作るような状態にします。

2)絡めるような感覚で巻き付けていきます。巻き付け回数は4~5回くらいが良いそうです。

3)あとは結び目をスライドさせてギュッと締めていくだけです。

ポイント!「自在金具を使っても同じようなことができる!」

ちなみに、自在金具などの補助具を使うという手もあります。中でもNiteIzeの「Figure9 Rope Tightener」がオススメ。結ぶ手間が省けてロープの長さ調節も簡単になるので、ぜひ活用してみて下さい!

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ロープタイトナーの力を借りて強固かつ簡単にまとめる!

次に薪を束ねるなど固定する際に重宝する道具を紹介します!直接束ねることにも利用できますし、たとえば車の荷台に固定する際にも活躍する。そんなアイテムをピックアップしてみました。

・Camjam Tie Down Strap / Nite Ize

頑丈な金属製のバックルパーツと、丈夫なストラップによって、荷物をガッチリ固定することができるベルトシステムです。

金属パーツの下部には保護パットが備わっており、荷物が傷つくことを防ぎます。薪だけでなく、カヤック、サーフボード、木材、家具、家電などなど、重量のある荷物にお勧めです。

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・CamJam XT AL Cord Tightener / Nite Ize

パラコードを利用することが多い方は、ゼヒこのコードタイトナーもご利用下さい。薪を束ねるだけでなく例えばタープを張るときなど、コードを利用する様々な場面で活躍するアイテムです。

ある程度の重さにも十分対応可能。サイズによって対応するロープ径が異なりますので、詳しくは商品ページで確認してみて下さい。

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タフ自慢!PDWのトートバックは薪用鞄に!

鞄タイプはシンプルに優秀。薪の運搬においても専用のカバンがあると便利なのは間違いありません。しかし薪のように重量があり硬いモノの運搬となると鞄にも相応の耐久性が求められます。そこで、ここでは薪の運搬にも頼りになるタフなトートバッグをご紹介いたします。

■ Cab-2 / PDW

1000デニールもの地厚なナイロン素材を用いたPDWのトートバック「Cab-2」がオススメです!素材だけでなく縫製も強固に施されており、シンプルな構造ですが、とても耐久性に優れた鞄となっています。米国の工場にて厳しい品質管理のもと製造されている逸品です。

今回は試しに13kg分の薪を詰め込んでみました。側面にポケットがそなわっていますので、手斧や折り畳みノコギリ、グローブなども一緒に持ち運べてしまいます。

長さの異なる2種のストラップが配置されており、肩に掛け・手持ちどちらにも対応可能。

鞄タイプだと荷台への積み込みや積み下ろしも難なく行えます。必要な道具を雑多に詰め込んで持ち運ぶなど、薪以外にも活用可能。ラフに使えるトートバック、持っておいて損はありません。

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オマケ:枝などの火口集めはダンプポーチで。

薪を運ぶようなシチュエーションであれば、薪以外にも火口や焚き付けとなるものも用意が必要ですよね。細々とした燃料資材の収納にピッタリのポーチもご提案いたします。

■ Rollypoly / Magforce

Magforceのダンプポーチが、火口となる細かな枝や松ぼっくりなどの採取時に便利。コンパクトに折りたたんでおくことができるので、必要な時だけ広げて活用することができます。

もちろん耐久性にも自信あり。1050デニールナイロンで出来ており、枝などの引っ掛かりによる影響も気にせずガンガン使い倒すことができます。また、しっかりとした生地なので、広げた時も形を保ってくれます。もちろん燃料資材以外にも臨時のポケットとして活用できますので、ぜひアウトドアのお供に。

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最後に

今回は焚火にまつわるトピックとして薪の運搬方法について考えてみました。いろいろ試行錯誤して自分好みの方法を模索するのも楽しいですね。もし皆様のアウトドアスタイルに取り入れられそうな箇所がありましたら、試してみてください!