【GLO-TOOB】大人気マーカーライトシリーズを徹底比較! 

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本日はLEDマーカーライト「GLO-TOOB(グローチューブ)」についてです!GLO-TOOBは大人気のロングセラーアイテムなのですが、この度ハイエンドモデルとなる「GLO-TOOB Pro」の発売もスタートし話題に。そこで今回は全シリーズを徹底比較し、ご紹介するという永久保存版的な内容となっています。登山やトレッキング、キャンプに釣り、さらにはマリンスポーツなどで活用できる高機能プロダクトを余すことなくご覧いただこうと思いますので、ぜひお付き合いください。

Glo-Toob とは

筒型の形状によって360度どの角度からでも視認可能なLEDマーカーライトです。鞄やギアに取り付けて認識灯として利用で、時には簡易ランタンとしても機能します。全シリーズに共通して優れた防水性能を持っているので、登山やトレッキングなどのアウトドアレジャーに加えて、釣りやマリンスポーツでの利用もオススメです。

単四電池1本で繰り返し使えるという点も大きな特徴。どうしても使い捨てとなってしまうケミカル式マーカーの代替として開発された経緯を持っており、この「繰り返し使える」というリユーザブルな性能も評価の高い理由の1つです。

シリーズ紹介&比較

■ GLO-TOOB PRO (グローチューブ プロ)

GLO-TOOBシリーズのハイエンドモデルとして登場。LED基板をアルミシリンダーごとレジンで固めて成型した密封構造によって、水深200Mの水圧にも耐ることができる防水性能および優れた強度を持っています。その機能性の高さから米軍などのプロフェッショナルな現場での利用も確認されているモデルでもあります。

「HIGH→LOW→点滅」と3段階の点灯パターン持っています。LOWモードで運用することで長時間の点灯が可能です。とても透明度の高いレジンで出来ているので鮮やかで、くっきりとした光を発します。

上部のオーリングを回転することでオン/オフを操作。水中での操作時にキャップが外れることを防ぐため、締め込みと同じ方向に回転することで点灯する構造です。またグローブをした状態でも操作し易くなっています。また、オン/オフを繰り返すことで3段階のモードを切り替えます。

オーリングは、そのまま取り付けに重宝します。また「GT-Tactical Kit」(別売り)の利用もお勧めです。(GT-Tactical Kitについては後述でご紹介)

優れた防水性や水中での利用を想定した操作性によって、スキューバ―ダイビングなどの本格的なマリンスポーツでの利用もオススメ。また、より高い耐久性が求められるシーンでも活躍してくれる頼もしいモデルです。

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■ GLO-TOOB(グローチューブ)

GLO-TOOBシリーズのスタンダートかつ最もリーズナブルなエントリーモデルです。半透明の筒状プラスチックケースに、LED基板とアルミシリンダーを組み込んだシンプルな構造を採用。他のモデルと比較すると防水性能などのスペックは劣るものの、野外で活用するに当っての最低限の機能性は十分にクリアしており、コストパフォーマンスの面でも優れたモデルといえます。

点灯モードは三段階。半透明なケースを利用しているので、少し柔らかな光に感じますが発光色は鮮やかでハッキリとした色を視認できます。

テールキャップを回すことでON/OFFを操作。ON/OFFを繰り返すことで点灯モードを切り替えます。※水中での操作は不可能なのでご注意を。

他のシリーズほどではありませんが60M防水もの優れた性能をもっているので、雨などの悪天候下での使用にも対応してくれます。

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■ GLO-TOOB Aurora(グローチューブオーロラ)

1本で「赤・青・緑」3色の光を切り替えることができ、多彩な点灯パターンを備えた多機能モデルがこの「GLO-TOOB Aurora(オーロラ)」。Proモデルと同様に、固めて成型した密封構造によって200M防水性能および優れた強度を持っています。

計7つの発光モードを備えており、通常点灯に加え点滅モードも利用できます。スイッチを半押し、あるいはON/OFFを繰り返すことで切り替え。「赤→赤点滅→緑→緑点滅→青→青点滅→赤と青の点滅」の順でモードが変わっていきます。

シリーズのなかで唯一の採用となるプッシュ式スイッチは、水圧のかかる水中での操作には不向きですが、点灯モードの素早い切り替えが可能。半押しでモードを切り替えることができます。

他のモデルと異なりオーリングが備わっていません。ストラップを通す穴はありますが、より実用的に運用するために、「GT-Tactical Kit」(別売り)の利用もお勧めします。(GT-Tactical Kitについては後述でご紹介) 

優れた防水性を持っているので厳しい環境下での利用にもオススメ。ただスイッチシステムについては水中での操作に不向きとのこと。しかし、1本で3色の光を切り替えて利用できる点は、何ものにも代え難い魅力的な機能だと思います。シーンに応じて光色を使い分けたい人にお勧めしたいモデルです。

余談ですが、僕もこの「GLO-TOOB Aurora」ユーザーです。ひと気の少ない山へ出かけて写真撮影するときに認識灯として良く利用しているのですが、深緑の季節は赤色を、紅葉が目立つ場所では青を点滅させて存在をアピールしています。(赤色の利用頻度が多いのですが。)

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【まとめ】全シリーズ性能比較

シリーズ各種の性能を一挙比較。ぜひご参考にしてみてくださいね。


GLO-TOOB Pro

GLO-TOOB

GLO-TOOB Aurora
カラ- Red、Blue、Green、Yellow、White Red、Blue、Green、Amber、White 3色切り替え可能(Red→Blue→Green)
ランタイム 5.5時間
(省エネ:27時間)
4時間
(省エネ:15時間)
14~17時間
(点滅:32~35時間)
防水性能 200M防水 60M防水 200M防水
使用電池 単四電池1本 単四電池1本 単四電池1本

使いこなすために重宝するアクセサリー

■ GT-Tactical Kit

「GT Tactical Kit」(別売り)は、GLO-TOOBの取り付けと運用に重宝するオプションパーツです。1inウェビングを利用して鞄やギアへ設置が可能。GLO-TOOBの固定パーツと土台パーツは、必要に応じて切り離しできます。フックアンドループのストラップが付属しており、ウェビングへの設置だけでなく工夫次第で様々な箇所へ取り付けることが可能となります。

フックアンドループのストラップが付属しており、ウェビングへの設置に限らず工夫次第で様々な箇所へ取り付けることが可能です。

また固定パーツと土台パーツは、必要に応じて切り離しできます。

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【特別企画】 色の特徴を知って光を使いこなそう!

最後に「光の色」の特徴についてまとめてみました。光もカラーによって、適した使い方が存在します。ささやかな豆知識とあわせて、ご紹介いたしますので、ご参考にして頂けると嬉しいです。

RED-赤

赤色の光は他の色と比べて暗所で眩しく感じづらい光です。暗順応を配慮して用いられることの多い光色としても知られていますね。赤色の光は、暗闇で働く視細胞を刺激しにくいらしく、「明るい」→「暗い」に目が慣れやすいとのこと。そのため、軍隊や自衛隊などのタクティカルな場面でも利用されているとか。天体観測などでも重宝するそうです。

また、赤色は大気中において遠くまで届く光となります。可視光線の中で最も波長が長いので空気や塵などによる散乱が少ないらしいです。遠くでも強く認識できるという特徴が国内においてもパトランプなどで利用されている理由でもあるのだとか。警告灯としてのイメージも強いので、散策やサイクリング時に認識灯として利用するのもオススメです。

BLUE-青

軍関係では青い光を出血の確認で使用するそうです。血液は青い光を吸収してしまいます。そのため青い光で照らすと血液は黒く見え、他の箇所とのコントラストがハッキリし発見しやすくなるのだとか。ファーストエイドキットに取り付けておくのもアリかもしれません。

また、青色の光は水中では遠くまで届くことが知られており、ナイトダイビングなどでマーカーとして利用されることもあるのだとか。水深が深くなれば深くなるほど届く光は青色だけになっていくので、深海魚は微弱な青色光を感知できるように進化しているらしいです。青色LEDは集魚灯としても利用されるので、身に着けていると、魚が寄ってきてくれるかもしれませんね。

補足ですが、青色の光は波長が短く散乱しやすいため空気中では遠くまで届かない色らしいです。戦時中、上空の爆撃機から視認されにくいからと青色の光を採用している国もあったのだとか。その名残か今でも救急車のランプが青という国もあるいうのを聞いたことがあります。

GREEN-緑

緑色の波長は可視域のちょうど真ん中「中波長」あたりに位置し、人にとって感度のピーク、つまり最も認識し易い色となるそうです。緑が「目にいい色」と言われる理由です。ハンティング用のライトとして用いられることが多い色でもありますね。これは「緑」が人だけでなく「動物」にも優しい(刺激しづらい)色だからだそうです。同じ理由で赤色を使うこともあるそうですが、米国のイノシシ狩りは特に緑色のライトを使うことが多いらしいです。

煩わしさを感じづらい光ですので、アウトドアにおいても多人数での行動時にグルーピングマーカーとしても上手く利用できそうです。実際、色彩心理学においても緑は落ち着く色とされていますので、なお適切かもしれませんね。

YELLOW-黄

赤に次いで遠くまで視認し易い「黄」はアウトドアアクティビティにおいても、マーカーとして利用し易い光色といえます。

ちなみに人が黄色(赤も)を知覚しやすいのは狩猟採集時代の名残らしく、深緑の中に隠れている赤や黄の果実を見つけやすくするために「3色型の色覚」を進化させてきたという説も。深緑の山中で存在をアピールするのならば「赤」もしくは、この「黄」を用いると目立つことができそうです。余談ですが、狩猟採集時代、「狩猟」は男性、「採集」は女性が担当していたことから、この「緑の中から黄・赤を見つける」という能力は女性の方が優れているという説を耳にしたことがあります。

WHITE-白

ご存知のように、光は色が混ざり合うことで「白色」となります。つまり白色は全ての色の特性を持っているとも言えます。自然光に近いモノの見え方が期待できるため、GLO-TOOBであれば簡易ランタンとしても有用です。ツールポーチと一緒にしておくと暗がりでも道具のピックアップに役立ったりします。

また眩しさを感じやすい色でもあるそうで、点滅させていると十分目立ちます。いろいろな使い方ができる汎用性の高い光色なので、キーホルダー感覚で持ち歩いても良いかもしれません。

最後に

GLO-TOOBのご紹介だけでなくオマケのコーナーも設けて大ボリュームでご案内いたしましたが、いかがでしたでしょうか。昨今では国内でもプロフェッショナルな現場から引き合いを頂いたりすることも多く、ますます注目を集めているLEDマーカーライト「GLO-TOOB」シリーズ。登山やトレッキング、キャンプや釣りなどのアウトドアレジャーに。あるいはスキューバダイビングなどのマリンスポーツに。活用できそうな場面がありましたら、ぜひお役立てくださいね。