Notchキャップの人気の秘密に迫る【ノッチギアCEOのポール氏へのインタビュー収録!】

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今年は梅雨明けも早く、既に夏真っ盛り!この季節になると強い日差しへの対策として帽子は必須ですね。そこで今回は「サングラスを掛けた状態でも深く被ることができるキャップ」としてKINRYUオンラインストアでも大人気のNOTCHのキャップをピックアップ。改めてご紹介してみたいとおもいます。

しかも、今回はNOTCH GearのCEOであるポール・カニンガム氏へのインタビューを収録!ポール氏からのNOTCHにまつわる興味深いエピソードを交えながら、NOTCHキャップの人気の秘密に迫ります。ぜひご覧ください!

【-ポール・カニンガム氏-】
Notch Gearの創始者であり、現CEOのポール・カニンガム氏。米国海兵隊出身であるポール氏は「キャップの湾曲したバイザーがサングラスを鼻に押し付けてくるため、とても煩わしく感じていた。」という経験から「アイウェアをしたままでも深く被ることができるキャップ」の開発に着手。奥様であるテラさんと共にガレージからスタートしたNotch Gearですが、今では「最も革新的なキャップ」を手掛けるブランドとして認知され、軍隊や法執行機関などのプロフェッショナルな現場をはじめ、スポーツやアウトドアなど多岐にわたるジャンルにおいて世界的な人気を得ています。

1)最大の特徴!バイザーの切り込みデザイン

NOTCHキャップの最大の特徴はバイザーに施された切り込み(ノッチ)です。このギミックこそが「サングラスをしたままでも深く被ることができる」という他のキャップには無い革新的なアドバンテージを作り出しています。ポール氏には、どのような経緯でこのアイデアが生まれたのか尋ねてみました。

Q. ノッチキャップといえば、バイザーに施された切り込み「ノッチ」によってアイウェアを装着していても目深にかぶることができるというのが最大の特徴ですよね。この革新的な仕組み「ノッチ」を思いついた切っ掛けや、エピソードがあれば教えてください。

ポール・カニンガム氏

A. ノッチのアイデアは、テレビでゴルフを見ているときに思いつきました。 帽子がサングラスに当たって押し上げられた状態のままプレイしているゴルファーを見て、「バイザーを切り抜いたらどうだろう 」と思ったのです。

何気ないアイデアから生まれた革新的なギミック

ノッチは、ふとした発想から生まれたアイデアだったのですね。思いがけずも絶妙な着眼点によって生まれたノッチキャップは、スポーツサングラスを利用するあらゆる場面で重宝。ランニングやサイクリングなどのスポーツシーンはもちろん、登山やキャンプなどのアウトドアレジャーにもお勧め。

さらにはタイトにサングラスを着用できるため、上からの日差しだけでなく地面や水面からの照り返しも効率よくカバーすることが可能。そのため最近はフィッシングシーンでも大変人気です!ぜひ偏光グラスと一緒にご活用下さい。

2)豊富なラインナップ

NOTCHキャップには、カモフラージュパターンや単色などを含め豊富なラインナップが存在します。KINRYUオンラインストアで取り扱っているモデルだけでも、20種類以上のバリエーションが存在。これらの潤沢に揃った製品群は、一般的な場だけでなく、軍隊などのプロフェッショナルなシーンでも重用されているようです。

Q. 米兵隊のリクエストから生まれたアイテムもいくつかあるようですが、米軍ではどのような部署でノッチキャップが活用されているのですか?また、米軍以外にもプロフェッショナルな現場で活用されている場面はありますか?なにかエピソードがあれば教えてください。

ポール・カニンガム氏

A. 現在、米空軍や米陸軍を中心に、多くの軍関係者が当社の帽子を着用していますし、いくつかの特殊部隊員もノッチキャップを利用しています。 その他にもFBIやNCIS(海軍犯罪捜査局)など、多数の法執行機関にも当社の帽子を販売しています。  

多岐にわたるジャンルに対応するラインナップ

NOTCHキャップは想像以上に様々な機関で利用されているようです。それだけの多くの場に対応することができるラインナップの潤沢さもNOTCHキャップの魅力の1つです。ちなみに↑の写真は米軍が採用しているOCPカモフラージュパターン。メッシュ部分のカラーも米軍装備に準拠した配色「TAN499」となっており、実際の装備と組み合わせて利用することができる本格的な逸品。これも米軍関係者からのリクエストにより生まれたバリエーションだそうです。

3)素材や製造のついてのコダワリ

切り込みのギミックに目が行きがちなノッチキャップですが、実は品質の高さにも定評があります。中には「サングラスを装着しない時があっても毎日利用したい。」との声をきくほど。ポール氏にも品質についてのコダワリを尋ねました。

Q. 品質の高さにも定評があるノッチキャップですが、生産や設計段階で大切にしていることはありますか?コダワリなどあれば教えてください。

ポール・カニンガム氏

A. 私たちのモットーは、”The war between your hat & sunglasses is over.”(帽子とサングラスの戦争は終わった)です。 そして、私たちは熱意とこだわりを持ってもって品質管理を行っています。例えば お客様に最高のものをお届けするために、出荷する帽子はひとつひとつチェックしています。さらに製造に関しても世界的な大手メーカーの製造を請け負っている最高の工場にておこなっており、もちろん素材についても利用し得る中で最も良いものを採用しています。  

徹底した品質管理が人気を支える

手間も厭わないほどの商品に対する情熱がノッチの品質を支えているのですね。さらにポール氏の話にもありましたが、ノッチキャップは素材の質も一級品。例えばカモフラージュパターンを採用したモデルにはミリタリーグレードのリップストップ生地が採用されています。(もちろん全て正規のモノです。)その他のモデルについても、耐久性や被り心地などの実用性にまつわるスペックが重視された頼もしい構成となっています。

細部への気配りも大切。裏側のシームテープにはオリジナルのロゴ入り。アジャスターについてもフックアンドループの質が大変よく、調整しやすいと評判上々です。縫製もしっかりしており、とても完成度の高いアイテムです。

ファッションサングラスにも対応可能なタイプ「TERRA(テラ)」とは。

ノッチには、「STANDARD (スタンダード)」「TERRA (テラ)」という切込みの位置に違いがある2つのタイプが存在します。対応するサングラスの形状に関わる箇所なのですが、これについてもポール氏に尋ねてみました。

Q. ノッチには、STANDARDとTERRAの2タイプあり、「TERRA」というのは奥様のお名前が由来であると耳にしましたが本当ですか? また、これにまつわるエピソードがあれば、ぜひお聞かせください。

ポール・カニンガム氏

A. 当初は「スタンダード」タイプのみでした。しかし販売して間もなく、妻のテラが「レイバンのAviator(アビエーター)にノッチ(切り込み)の位置があわないわ。」と言い出したのです。さっそく私たちはキャップのバイザーにノッチを付ける工程を行っている工場へ赴きました。そして切込みの位置を前方にずらすことで、レイバンにも使える彼女用のノッチキャップを作成したのです。妻がとても喜んでくれたのを覚えています。その後、妻のテラ用に作成した「テラ」タイプを商品化するべきか私は随分迷いましたが、妻の後押しもあり販売に踏み切ったのです。嬉しい事に、今ではこの「テラ」タイプが弊社の売り上げの約30%を占めています。  

幅広い種類のサングラスに対応するための選択肢

STANDARD (スタンダード)
TERRA (テラ)

前述の通り「STANDARD(スタンダード)」と「TERRA(テラ)」の違いはノッチ(切り込み)の位置です。「STANDARD(スタンダード)」は、顔に近い位置にツバの切り込みが設けてある為、テンプルがラウンドしたスポーツサングラスや、セーフティーサングラスなどに対応。そして「「TERRA(テラ)」は、顔から少し離れた位置にツバの切り込みが設けてあり、フレームとテンプルが直角の形状をした、一般的なファッションサングラス、アビエータータイプのサングラスなどに対応します。 

それにしても、TERRAタイプはカニンガム夫妻の仲睦まじいエピソードから生まれたものだったのですね。現在KINRYUオンラインストアでは、「Classic Adjustable Blank」において「STANDARD (スタンダード)」だけでなく「TERRA (テラ)」タイプも取り扱っています。テラ婦人のように、ノッチキャップでアビエータータイプのようなサングラスを利用したいとお考えの皆様はぜひ、こちらのアイテムを検討してみてくださいね!

最後に

Q. NOTCHキャップは、日本でも大変評判がよくファンが急増中です。日本のNOTCHファンに向けてなにかメッセージがあればお願いします!

ポール・カニンガム氏

A. 私は日本が大好きです!2019年には家族で東京を訪れる機会があり、素晴らしい時間を過ごしました。そこでは日本の文化や食べ物、そして日本人の素晴らしい心について学ぶことができました。実は私の叔父であるWD・カニンガムは1900年代初頭に宣教師として日本に渡り活動していた人物でした。そのため日本は兼ねてより家族ぐるみでお付き合いがある国なのです。いつか日本語を話せるようになることが目標です。

NOTCHキャップは、やはりバイザーの切り込み(ノッチ)による「サングラスを掛けたままでも深く被ることができるキャップ」という機能が大きな特徴です。しかし、それだけでなく細部にまで行き届いた高品質へのこだわりこそが、NOTCHキャップの人気の一端を担っているのです。今回ポールさんへのインタビューを経て、それがよくわかりました。ポールさん、ありがとうございました! しかし、まさかポール氏が日本に縁がある方だったとは。その他にもNotchにまつわる興味深いエピソードをお聞きすることができて、とても嬉しかったです。

野外レジャーが盛んとなる季節でもありますし、日差し対策用の帽子を新調するには、良いタイミングです。普段サングラスを利用する方はもちろん、上質なキャップをお探しの皆様も、ぜひこのNOTCHキャップを検討してみてくださいね!