高性能ファブリックから考える秋冬のアウター選び【Grid Fleece・Polartec・Primaloft】

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!

寒くなってきたこの頃に。本日は秋冬のアウターについて考えてみたいと思います。

アウターと言っても様々。いろいろなデザインがあれば、素材もいろいろで何から考えて選べばいいのか迷走しがち。

そこで今回は機能性素材にスポットを当てて、お勧めのアウターをご紹介してみようと思います。少しでも皆様が冬アウターを選ぶときのお手伝いになると嬉しいです。

それではご覧ください。

1. グリッドフリース

軍衣料品のインナー素材としてもよく見ることができる「グリッドフリース」。米軍のレイヤリングシステム「ECWCS gen3」のレベル2にも用いられているのを確認することができます。

その名の通りグリッド=格子状に構成されており、優れた伸縮性と通気性を持った素材です。細かな起毛から成っていて、これが空気の層を作り適温で快適な着心地を実現します。肌触りが良いものが多いので、インナーとして利用されることも多いです。

【ECWCSとは】
ECWCS(Extended Cold Weather Clothing System)=拡張式寒冷地被服システム。通称エクワックスと呼ばれるこれは、1980年に米陸軍のネイティック研究・開発・技術・センターによって開発された保護服システムのことを指します。第三世代ECWCSにおいては、上半身7種下半身5種のウェアを組み合わせることで状況別の気温・天候に対応するレイヤリングシステムです。

・グリッドフリースを利用したお勧めアウター

そんなグリッドフリースを利用したオススメアウターがMagforceアパレルからリリースされています。もともとインナーに使われることが多いグリッドフリースを裏地に利用するというのは、とても理にかなった組み合わせです。

Bushcraft Softshell JKT

マグフォースアパレルを代表するジャケットがコチラ。内側にグリットフリースを用いています。シェルに伸縮性に優れている素材を用いており、同じく伸縮性に優れたグリッドフリースを裏地にすることで、持ち味を最大限に活かしています。フード裏も手を抜くことなくしっかりグリッドフリース。チラッと見える様子が格好良いです!

Bushcraft Softshell JKT をオンラインストアで詳しくみる

Street Walker Softshell JKT

コチラも内側にグリッドフリースを採用しているソフトシェルジャケットです。先のジャケットと同様に柔軟性にも優れたアウターです。一枚生地のナイロンジャケットなどと違って、半袖Tシャツの上から羽織った時でも裏地のグリッドフリースのお陰でヒンヤリしたり、張り付くことがなく快適な着心地。あまり重ね着をしたくない方にも打ってつけですね!

Street Walker Softshell JKT をオンラインストアで詳しくみる

2. ポーラテック

最早説明が要らない程、高機能フリースとして名高い「POLARTEC」。いろいろな種類があるのでザックリとしたお勧めにはなってしまいますが、昨今の秋冬ウェアには欠かすことのできない素材ですので、ぜひチェックしてほしいです。

ポーラテックは1906年MaldenMillsとして設立し、1981年に合成フリース素材を開発後、今に至るまでハイテクファブリックを生み出し続けています。

優れた速乾性、保温性、放湿性を実現する高度なフリース素材は、当然のようにミリタリーにも取り入れられており、米軍ECWCSのラインナップの中にもPolartecフリースを見つけることができます。

・ポーラテックを利用したお勧めアウター

一口に「ポーラテックフリース」とご紹介していますが、実はいろいろな種類が存在します。その特徴を鑑みて自分が必要としているスペックをチョイスすることが大切です。

AR Hoodie DRB Staff Edition

防風性に優れた「POLARTEC / WIND PRO」という種類のフリースを採用しているフードジャケットです。その防風性能は一般的なフリースの4倍以上とのこと。厚みのある生地で保温性も抜群です。一枚で十分な防寒対策ができる優れモノです。

AR Hoodie DRB Staff Edition をオンラインストアで詳しくみる

Spectrum Hoodie

POLERTCのフリースシリーズにおいて、最高レベルの伸縮性を誇る「POLARTEC/ POWER STRETCH PRO」を採用したモデルです。4方向に伸縮する優れたストレッチ性と蒸れることのない透湿性が特徴となっており、活発に体を動かすような場面でもストレスない着用感です。

AR Hoodie DRB Staff Edition をオンラインストアで詳しくみる

3. プリマロフト

中綿素材で必ずチェックしておきたいのが「PLIMALOFT-プリマロフト」。昨今では高性能を求められる多くのアウトドアメーカーが採用しており、見かけることも多くなっていますが、実はミリタリーとの関連性も高い素材です。

プリマロフトは米軍の要請により寝袋に使われているグースダウンの代わりにと開発に至ったのが始まりといわれています。
超微細マイクロファイバーで構成されており、軽量性・保温性に優れているという特徴に加え、コンパクトに折り畳みが出来る収納性、長時間折畳んで収納してもすぐに元の形に戻る復元力、さらに蒸気を逃がす透湿性にも優れています。
濡れてしまっても保温力を損なうことがないので、悪天候下でも快適な着心地を維持し続けます。

・プリマロフトを利用したお勧めアウター

Wild Things Tactical Low Loft Jacket

アウトドアギアメーカーとしても名高いWildThings社のタクティカルラインが手掛けたローロフトジャケットです。インナーとしても利用できるように中綿のボリュームを抑えたアウターとなっています。

また、米軍に向けての100% Made in USAとなっており、十分に管理された生産工程によって、とてもクオリティーの高い一着です。

また、中綿が偏らないように施されるキルトはウェーブタイプとなっており、ミリタリーウェアらしさを感じます。

Wild Things Tactical Low Loft Jacket をオンラインストアで詳しくみる

最後に

いかがでしたでしょうか。KINRYUオンラインストアでは、この他にも機能性や耐久性に優れた高機能ウェアをご用意しています。今年の秋冬アウターを選ぶ際には、ぜひ一度ご覧くださいね!

その他のアウターをKINRYUオンラインストアでチェック!!