ささやかな光で「停電対策」を 【防災強化月間特集】
いつもKINRYUブログをご覧いただきありがとうございます。
来月3月11日は「東日本大震災」から12年。それに伴い各地でも防災訓練や防災について考える取り組みがおこなわれるようです。そこでKINRYUブログでも、防災強化月間に先んじて2週に渡り防災をテーマとした特集をご案内いたします。第一回目の今回は「停電」にスポットを当てて考えてみたいと思います。停電は地震、台風、大雪などなどあらゆる災害が原因で引き起こされてしまいます。発生した時間帯や復旧までの所要時間などによって講じるべき対策はありますが、ここKINRYUブログでは比較的簡単にできる取り組みを考えてみました。お付き合い頂けると嬉しいです。
突然の暗闇で頼りになる蓄光
真夜中に停電。突然の暗闇に対処するために「蓄光」の利用方法を考えてみました。「蓄光」は光を吸収して暗闇でぼんやりと発光します。近年では公共の場でも例えば避難誘導標識として利用されていることが知られていますね。では身近な例えば家の中では、どのように利用できるでしょうか。
・最初に探すべきモノまでの道しるべ
すごく簡単な方法ですが、蓄光トレイがとても頼もしい。停電時、すぐに手にしたい物といえばスマホでしょうか。あるいはメガネなども重要かもしれません。蓄光トレイの上にのせておくだけで暗闇でもモノの輪郭が確認することができ、即座にピックアップできます。僕がメガネ受けとてして利用しているMARATACのトレイは、一晩くらいならば薄っすらと発光しているので、夜中トイレにおきたときにも重宝しています。
車のカギほどの小さ目な貴重品であれば、コースタータイプもオススメ。決められた置き場所を作っておくと、いざというときも探し出しやすそうですね。
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・蓄光テープで目印を
蓄光テープは脱出経路に設置することで、とても有用な目印に。階段のステップや、段差、角など視界不良のなか危険が伴う箇所への設置もいざというときの対策になります。また、ドアノブの位置を示すような使い方も◎。
停電が起きた際は、コンセントから家電の電源プラグを抜くことが推奨されています。どうやら復旧通電時の電圧変化は家電の故障に繋がることがあるそうです。(中には電源プラグを抜かなくても良い家電もあるそうなので、一度身の回りの家電について調べておくと良いかもしれません。) また暖房器具やドライヤー・アイロンなどは、停電復帰時の不意な稼働によって火災につながることもあるそう。それら理由により停電後にコンセントから電源プラグを抜くという作業が必要になってくるのですが、暗闇でコンセントを見つけるのは中々難しそう。手元に光源があればベストですが、補助としてコンセント周りに目印を付けておくという方法も有用そうです。
その他、常備してあるライトなどの光源を発見しやすくするために設置しておくのも良いでしょう。ちなみに懐中電灯などの常備しておくライト類は、すぐに手が届く決められた場所に設置することを心がけると良いそうです。
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防災用に「ちょうど良い」ヘッドライト
防災用の光源はヘッドライトがあると心強い。ハンディライトだと、片手が塞がってしまうのですが、ヘッドライトは両手がつかえるという大きなメリットを持っています。
KINRYUでは、防災ライトに最適なスペックを持ったヘッドライトとして「Eco Star (エコスター)」をお勧めしています。なぜ防災グッズとして最適なのか。今回は、その理由を含めてご提案したいとおもいます。
【ECO STAR(エコスター) / Nextorch】
1. ちょうど良い明るさと優れた点灯時間
「Eco Star」の明るさは最大で48ルーメンと、昨今の高光度ライトと比べるとやや控えめ。ライトは「明るければ明るいほど良い。」と思われがち(?)ですが、目的がはっきりしているケースにおいてはその限りではありません。例えば手元を照らすとき光が強すぎると反射で見づらくなってしまうため、かえって不便に。家や避難場所などの室内では身の回りを照らすことができれば十分であるため、むしろ控えめな明かりのほうが重宝します。また消費電力を抑えるLOWモードを利用することで、最長48時間稼働可能です。
2. 災害時に有用な電池式
「Eco Star」 は単四電池2本で稼働。昨今は充電式のライトも多く普及していますが、一般的に災害用ライトは乾電池式が良いとされています。乾電池は常備し易く、またその他の乾電池が必要なアイテムとも共用できるというメリットを持っています。
3. ハンドライトにも早変わり
ヘッドライトは、顔を向けている方向しか照らすことができないという弱点を持っています。でも大丈夫。「Eco Star」はヘッドバンドを装着した状態でも本体だけを切り離してハンディライトとしても使用可能です。
4. 注目の赤色点灯
「Eco Star」は赤色点灯モードも備えています。赤色は暗闇においては刺激の少ない色といわれています。暗順応を邪魔しない光のため、天体観測など暗闇に目を慣れさせた状態が必要となるシーンでも用いられます。例えば避難所など周囲に人がいる状態でも邪魔にならない最小限の光が必要な時にも重宝する点灯モードとなっています。
5. コスパよし
ヘッドライトは、家族の人数分用意するのが良いとされています。そのため性能ばかりよくても高価すぎると、揃えるのが困難に。エコスターは災害時に必要となるスペックを満たしていながら税込2,200円(2023年2月現在)と控えめな価格。この優れたコスパも「Eco Star」が防災アイテムとしてお勧めしたい理由の一つです。
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今回は停電時の対策を考えてみましたが、思いのほか些細な方法で出来る対策も多数あるように感じました。災害対策と大きな括りで考えると何から手を付けて良いものか迷ってしまうこともありますが、まずは手軽にできる範囲から着実に対策を講じていくもの良いのではないでしょうか。ということで、次回も「防災強化月間特集」として防災にまつわるコラムをご用意したいと思います。すこしでも皆様の災害対策の参考になれるよう綴りますので、ぜひ次回もKINRYUブログも覗いてみて下さい。