いつもの荷物に”ちょい足し”でゼロ次の備えを【EDCツール】【防災強化月間特集】

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来月3月11日は「東日本大震災」から12年。それに伴い各地でも防災訓練や防災について考える取り組みがおこなわれるようです。そこでKINRYUブログでも、防災強化月間に先んじて2週に渡り防災をテーマとした特集をご案内いたします。第2回目の今回は「0時の備え」にスポットをあてて考えてみたいと思います。

「0次の備え」とは…. 外出先から自宅や避難所まで安全に移動するための備えを指します。例えば通勤や通学中、あるいは遊びに出かけている最中に災害に遭遇してしまったなどのケースが想定されるため、「持ち出せるように備えておくグッズ」ではなく「常に持ちあるくグッズ」が推奨されます。

ちなみに「1次の備え」は、被災した1日を過ごすために必要なモノ(非常時持ち出し品)を。「2次の備え」はライフラインが途絶えても救助が来るまでの数日間を過ごすために用意するものを指すそうです。(実は「3次の備え」という概念もあります。)

たとえば「0時の備え」として以下のようなものが推奨されています。

ex.ゼロ次の備えで必要なもの
モバイルバッテリー、身分証明書、筆記用具・メモ帳、小銭(公衆電話用の10円玉など)、家族の写真、マスク、ばんそうこう・常備薬、目薬、ウェットティッシュ、汗拭きシート、大判のハンカチ、飴、ゼリー飲料などの保存期間が長い食べ物、レジ袋、冷感タオル(夏用)や使い捨てカイロ、携帯トイレ、防犯ブザーや笛、小型ライト など

もしかすると防災を意識していなくとも、既に鞄の中に入っているというモノもあるのではないでしょうか。中には防災の為だけというより、普段から重宝するようなアイテムもチラホラ。そこで今回は、いつも持ち歩いているモノに”ちょい足し”するだけで、防災グッズとしても重宝する「EDC=EverydayCarry」アイテムをご用意いたしましたので、どうぞご覧ください。

ちょい足しアイテム #1 「小型ライト」

防災グッズの中でもライトやランタンなど光源は代表的なアイテムですよね。防災グッズとして備えているモノについてアンケートをとると飲料水や保存食について「ライト」と回答する人が多いのだとか。夜間の災害時には、やはり光源は必要ですよね。ただし、今回考察する「0次の備え」としての光源は、例えば家に備えておく懐中電灯やランタンとは少し異なる点に重きを置いて準備しておくと吉。前述のとおり「0次の備え」は出先で災害に遭遇してしまった場合の備えとなります。そのため最も大事なのは「毎日持ち歩くことができるサイズ・形状」であるということ。いくら光量や稼働時間等の機能性に優れていても持ち歩くのに不便では「0時の備え」としては些か不適切となってしまいます。そこで今回紹介するのは持ち運び・形態に便利なライトグッズです!

・LA10 Mini Camp Lantern / NITECORE

ステック形状のコンパクトなライト。一番の特徴はハンディライトとランタンの二役をこなしてくれるところです。リップスティックのようにテールパーツをひねることで発光部分が露出し、ランタンとして利用できます。この画期的な能力によって避難途中もそして避難後も大いに活躍するアイテムとなっています。

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・Beast light / MARATAC

キーホルダー感覚なコンパクトさとなっており、いつも身に着けているモノに”ちょい足し”して持ちあることも容易。こんなに小型なのに高出力350~10ルーメンの4段階調光が可能となっており、防災用と限定せずとも普段から活躍するポテンシャルを持っているアイテムであることは間違いありません。

このライトは無点灯状態でも側面スイッチ部分に赤いライトが薄く点灯しています。これによって、暗闇の中でも簡単に探し出すことができます。※注意点:常時多少のバッテリー消費がありますので、点灯させていなくても定期的にバッテリーチャージを行うことが推奨されています。

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・Glo-Toob PRO / NEXTORCH

マーカーライトですが、優れた携行性と発光性能から臨時の光源としても重宝するアイテムです。キーリングがついていますので、キーホルダー感覚で身に着けることができます。

僕も普段からちょっとした時の光源として利用しています。そして最近気づいたのですが、周りを照らすときは、この持ち方が◎。マーカーライトであるがゆえに360度へ光が拡散されるのですが、特定のモノに光を当てたいときは自分側の光が眩しくて邪魔に。そこで手で覆います。それだけなのですが、良かったら試してみて下さい。

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ちょい足しアイテム #2 「ホイッスル」

実は防災グッズで重要なツールとなる「ホイッスル」。大声を出さなくとも周囲に助けを求めることができるアイテムです。ホイッスルを利用することで体力の消耗を最小限に留めることが可能。あるいは助けを呼ばなければならないような場面では既に疲弊しており、とてもじゃないけれど大声を出せる状態じゃないというケースも想定されます。そもそも災害時の喧騒のなかでは人の声などかき消されてしまう可能性もあるので、ホイッスルの備えが推奨されているのです。また即座に取り出せることが重要となってきますので、「0時の備えと」としてキーホルダー感覚でいつも身に着けておくというのも有用です。

・Ti-Signal Whistle / PDW

携帯するという点のみだけでなく、デザインも秀逸なホイッスルです。120デシベルもの大音量を発することが可能。さらにチタンで出来ており軽量かつ強度にも優れています。とてもスリムなので、嵩張ることなく持ち運びできます。

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ちょい足しアイテム #3 「筆記具」

ペンとノート。筆記用具も災害時に情報の覚え書きや、情報の共有に重宝するといわれており、政府が推奨する非常時持ち出し品のリストにも掲載がある防災道具です。当然防災グッズとしてではなくても、普段から使えるアイテムですので、いつもの荷物に”ちょい足し”しやすいアイテムなのではないでしょうか。今回は濡れた状態でも筆記が可能な加圧式カードリッジを採用しているボールペンをビックアップしました。

・All-Weather Metal Pen / RITE IN THE RAIN

シンプルで普段から利用しやすいデザイン。天候や気温などが厳しい環境下でも使用できるよう設計されており、濡れた紙へも筆記可能。また、逆さの状態や寒冷地でも活用することができます。金属を削り出して成形されたボディは耐久性も◎。

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・INKA Key Chain Pen / NITE IZE

キーホルダーとしてコンパクトに持ち歩くことができるボールペンです。こちらも加圧式インクカードリッジを採用しており、濡れた状態でも利用することができるボールペンです。

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ちょい足しアイテム #4「ファーストエイドキット」

ファーストエイドキット、いわゆる救急用品も防災への備えとして欠かすことのできないグッズです。「0次の備え」としても、例えば絆創膏などの最低限の医療品は準備しておきたいところ。今回ご紹介したいのは、それらの医療品の収納に便利なアイテムです。

・CellVault XL Battery Storage / THYRM

本来バッテリーケースなのですが、中央のインサートを抜き取ることで便利な収納ケースに。防水性に優れており気密性も高いので、常備薬など医療品の収納にも◎。とくに中身が視認できるクリアタイプがオススメです。

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ちょい足しアイテム #5「エスケープツール」

車での移動が多い方は備えとして「エスケープツール」も、ぜひご検討下さい。「エスケープツール」は主に水没や事故が原因で車内に閉じ込められてしまった時に脱出するための道具。実は津波の被害が甚大であった東日本大震災以降、より注目されるようになった防災グッズです。今回は”ちょい足し”のコンセプトのもと、持ち運び易いエスケープツールをご紹介いたします。

・Car Escape Tool / RESQME

シートベルトカッターとウィンドウブレーカーが備わった車脱出用ツールです。キーホルダーとして車の鍵などに取り付けておくことで緊急時も即座に使用できます。 ウィンドウブレーカー機能は底面を窓面に押し付けるだけで力強くスパイクが射出され容易に車のサイドガラスを割ることができ、何度も利用可能。 またシートベルトカッターは両刃設計になっており、利き手に関係なくスムーズな切断ができます。

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・Exitool / CRKT

こちらもシートベルトカッターとウインドガラスブレーカーを備えた緊急脱出ツールです。挟み込むようにしてシートベルトに取り付けることができるという特徴を持っており、いざというときは即座に使用することができます。

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おまけ「ちょい足しはEDCポーチの中へ」

冒頭でお伝えした「0次の備え」として推奨されているアイテムリストを見ると、品数が多く感じてしまいますね。必要だと思うモノをピックアップして用意していけば良いのですが、それにしても例えばそのまま鞄の中へ放り込んでしまうと、乱雑な中身になってしまいます。そこでオススメなのが「EDCポーチ」。  

ポーチ類に纏めておくことで鞄から鞄へ、あるいは鞄から車のダッシュボードへなどなど、防災セットの移動・準備が楽々。出かける度に、あるいは鞄を変える度に防災グッズを詰め替えるのは骨が折れるというもの。ゼヒご紹介したようなポーチに収めて運用してください。

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最後に

今回は「0次の備え」について、今ある荷物に”ちょい足し”する手軽な防災について考えてみました。ひとえに災害に備えるといっても、一度にアレコレそろえるのは困難です。まずは身の回りの、ひいては毎日持ち歩くようなイメージしやすいアイテムから考えてみるのも良いのかもしれませんね。前週から引き続き2週連続で「防災」についてご紹介いたしました。KINRYUとして何がご提案できるのか吟味しながらご用意いたしましたが、いかがでしたでしょうか。ご紹介したアイテムに関わらず、防災について考えるきっかけにして頂けたら嬉しいです。これからも防災についてご提案できることがありましたら、ブログに綴っていこうと思いますので、またゼヒお付き合いください。