【Ti-SAK / PDW 】「スイスアーミーナイフ」のハンドルスケールを交換!!【MODパーツ】
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
誰もが一度は目にしたことがあるマルチツールの名作「VICTORINOX」のスイスアーミーナイフをカスタム! スケール(ハンドルのパーツ)を交換して遊んでみませんか?そんなワクワクするアイテムをリリースしてくれたのは、やっぱり「Prometheus Design Werx (PDW)」! 至高のMODパーツを早速ご紹介します!
もちろん付け替え方もご説明いたします。実際に取り換えてみた感想を交えながら書き綴っているので、ぜひご参考にしていただけたらと思います。
Ti-SAK / Prometheus Design Werx
純正のモノと比べると、クリップや溝が施されているのが分かります。なによりもチタン製! それらが相成って生まれた洗練されたデザインがたまりません。
「VICTORINOX」社製の標準的な91mmサイズに対応しています。取り付ける際はこのサイズなどをご確認下さいね。実はこの「スケールを交換する」というカスタムは海外ではメジャーな遊び方なのですが、また国内ではあまり見かけませんね。
内側を見るとわかるように、穴の位置やサイズまでとても精巧に作られているのが分かります。そして91mmサイズの純正にはあまり備わっていない「ボールペン」と「ピン」を収納するためのスロットがプラスされています。
Ti-SAK Scales / PDW をオンラインストアでみる
ハンドルカスタムに挑戦!スケールの交換方法
それでは、早速スケールの交換に挑戦してみましょう!
また下記の注意事項を必ずご確認してから行うようにお願いします。そして何より、怪我には十分気を付けてください!KINRYUでもナイフ確認中に指を切るという事件を起こしたスタッフがいます。
※今回使用したPDWの「Ti-SAK」は取り外しを想定していません。一度装着すると外せない可能性がございます。また、取り付け中に起きたナイフやスケールの損傷、あるいは怪我などにつきましては一切保証することができません。十分にご注意いただき、自己責任のもとカスタムをお楽しみくださいますようお願い申し上げます。
〇 用意するもの
用意するものは「特殊ドライバー、ソフトタッチプライヤー、スケールを外すためのツール(細めのドライバーやマルチツール or こじ開け)、トルクスドライバー T6 (Ti-SAKの場合のみ)。圧入するための道具は万力を用いることが多いようですが、それを用意するのは難易度が少し高めな気がしたので、今回はプライヤーでチャレンジ。ソフトタッチ系のプライヤーだとベストです。
こじ開ける道具は、細めのドライバーや、小型ナイフ、マルチツールの缶切りなどを用いる方法が良く紹介されています。今回は時計用のこじ開けツールを使いました。
〇 前準備(Ti-SAKを取り付ける場合のみ)
Ti-SAK Scalesなどクリップが付いているスケールは、それを外しておきましょう。付けたままだと圧入するときに破損や傷の原因になってしまうことがあります。Ti-SAKのクリップ取り外しにはトルクスレンチ(T6)が必要です。
1.純正スケールを外す
まずはピンセットとつまようじをスロットから引き抜いて外しておきます。
こじ開ける道具を差し込み外していきます。先ほどピンセットや、つまようじを抜き取ったスロットの穴からだと差し込みやすいです。細めのドライバーでこじ開けるときもこのスロットルから。
ちなみに小型ナイフを使うときは中腹辺りに差し込む感じで外していくようです。
スケールは↑の写真からもわかるように3点で固定されているようです。こじ開けるときもこの3点を意識して外していきましょう。
2.掃除する(省略可)
新品を用いる場合や、既にメンテナンス済みの場合は飛ばして下さい。クリーニングの方法は番外編として後ほどご紹介します。
3.Ti-SAKを取り付ける
今回はプライヤーでの圧着を試みます。何を用いるにしてもスケールに傷がつかないように気を付けましょう。※圧着していくときも接合部の3点を意識して、締めていくと上手くいきます。
プライヤーでしめていくときは片面ずつのほうが、やりやすい気がしました。またソフトタッチタイプのプライヤーだとしても、基本は布などを挟んで傷つけないように気を付けたほうがよさそうです。「Ti-SAK」は接合部分の穴もとても精密に作られているそうです。それを裏付けるかのように、とてもピッタリです。
やっていて気が付いたのですが、プライヤーだと対応できる厚みに限界があります。ツールが沢山ついているVICTORINOXのマルチツールをカスタムするときは、やはり万力やクランプなどを利用するべきかもしれません。
4.完成
しっかりはまっている側面を確認。「Ti-SAK」は接合部分の穴を含めてとても精密に作られているそうです。それを裏付けるかのように、恐ろしいくらいピッタリです。
最後に外しておいたクリップを戻します。
完成!比較的簡単にできるカスタムですが、達成感があります。楽しい。見た目もパリッと変わりました。
番外編:スイスアーミーナイフのメンテナンス(洗浄)
スケール交換するときだけでなく、日頃のメンテナンスとしてもクリーニングは大事。ゴミ詰まりなどで稼働部が硬くなってしまうこともあるそうです。そこで、今回は洗浄にも挑戦。スケールの交換と同様に怪我には十分に気を付けてください。
※なお、今回はスケールの交換手順のなかでのクリーニングですので、純正スケールを取り外した状態で行っています。通常のクリーニングでは外す必要はありません。〇 準備するもの
用意するものは「ぬるま湯、ブラシ、オイル、水をふき取る布」です。また汚れがひどいときは予め流水でザックリ汚れをおとし、ぬるま湯にしばらく浸けてから掃除するときれいになるそうですよ。
1.ブラシで細かいところを掃除
ブラシで隙間のごみや汚れを取り除きます。今回は使い捨ての歯ブラシを利用しました。
しかし、歯ブラシだと溝の奥まで届かない。。。気になる方は細かいパーツを掃除するためのブラシを用意しておくとよいでしょう。100円ショップでも売っているようです。あと、素手で掃除していると少なからず傷を負うことになります。(僕が不器用である可能性も否めませんが。)細かな作業に対応した手袋を利用しながらのほうが、良いかもしれません。
2.ぬるま湯のなかでツールを出したりとじたり
ぬるま湯の中で各ツールを数回開閉し、可動部の汚れを落とします。熱湯だとスケールが変形してしまう恐れもあるので、スケールを付けたまま行う場合は気を付けて。そもそも熱すぎるとヤケドしちゃいます。あと、この時もケガには十分に気を付けてください。
3.よく乾かす
水分を良く払って、柔らかい布で水分をしっかり拭き取り、風通しの良い場所で陰干し。乾かしてください。(ステンレスといえど、絶対錆びないというわけではないので放置しすぎないでくださいね!)
4.オイルをさす
可動部にオイルをさしておきます。専用のオイル以外を代用しても良いそうですが、食べ物を切ったりする可能性がある以上、口に入っても大丈夫な食品機械用潤滑油を利用しましょう。
5.綺麗になりました
キレイになりました。写真では少し分かりづらいですが、最初と比べると見違えるようです。このメンテナンスは定期的に行うと良いそう。とくに海水が付いたときや果物を切ったときの後などは、このメンテナンスが推奨されています。
スイスアーミーナイフをカスタムするというのは、とても楽しいです。これを携えてキャンプなどに興じるのも良いではありませんか。他のチタンギアと並べても格好良い。こんなワクワクする機会をつくってくれるPDWのパーツアイテム「Ti-SAK Scale」にも感謝の念に堪えません。皆様も一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。