【NEXTORCH】シリーズ解説!!シーン毎に最適化されたフラッシュライトの魅力
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警察などの法執行機関から、ハンティング・アウトドア向けまで、それぞれの分野で活躍する世界中のプロフェッショナルに向けたライトを開発する「Nextorch(ネクストーチ)」。とてもご好評いただいているため、KINRYUオンラインストアでも2023年春に新作を含め取扱いラインナップを一層強化することになりました!種類がとても潤沢になってきましたので、本日は同ブランドが手掛けるシリーズについて整頓しながらご紹介いたします。Nextorchは使用目的別にコンセプトを据え、それぞれのシーンに最適化されたライトをデザインしています。そのためシリーズ毎に特徴が異なっており、それぞれが個性のある魅力的なものとなっています!今回は特にシリーズが明確化されているハンドライト部門のご紹介となります。ぜひお付き合いくださいませ!
・4つのシリーズ展開
現在Nextorchのハンドライトには主に「Eシリーズ」「Tシリーズ」「Pシリーズ」「Cシリーズ」の4シリーズの取扱いがあります。アイテム名の頭にもれなく対応するアルファベットが付いていますので、見分け方はシンプル。たとえば「E52C」であれば頭文字が「E」であるため「Eシリーズ」に該当するモデルであることが分かります。それでは、それぞれのシリーズが何をコンセプトとし、どの様な特徴を有しているのか、1つずつ見ていきましょう。
※2023年4月現在の仕様をもとに解説しています。製造時期によってアップグレード等の仕様変更がなされる可能性もございますので、ご了承のうえ、ご確認いただけますと幸いです。
「Eシリーズ」=「Everyday Carry」
Eシリーズは「EDC=Everyday Carry」、つまり「毎日持ち歩く道具」をコンセプトにしています。そのため持ち運び易さと幅広いシーンで使えるバランスの良い機能性が魅力のシリーズとなっています。シンプルなコンセプトゆえに、やや没個性になりがちなシリーズかと思いきや、Nextorchは以下のような特徴を持たせることで魅力的で個性的、そして使い勝手のよいアイテムを完成させています。
特徴.1 携行しやすさを考慮したサイズ感とストレート構造
Eシリーズは、ヘッド部分からテール部分まで直径の差が少ないストレートデザインを採用しています。グリップし易く、持ち運びするときも邪魔になりづらいです。ポーチに収納するときも収まりがよいので、他のEDCツールとの相性も良いです。
特徴.2 操作性に優れたテールスイッチと誤作動防止のUテールデザイン
点灯モードの操作はテールスイッチ1つで完結。通常の押し込みだけでなく、半押しでモーメンタリーモード(押している間だけ点灯)を利用することができます。また、スイッチを保護するためテール部分はU字形状を採用。雑多に鞄へ放り込んでいたとしてもスイッチが不意にONになってしまうのを防いでくれます。またテールを下にし、立てて置いておくこともできるようです。
特徴.3 ライト本体に備わった充電構造
本体ヘッドを捻り回すことで充電用ポートが露出。USBコードを差し込むことで充電することが可能です。一見何気ない箇所ではありますが、高い防水防塵性を維持するために、わざわざスクリュー式で露出する構造を採用しています。
【 Eシリーズのラインナップ紹介 】
■ E52C
優れた照射能力を持つEシリーズのハイエンドモデルです。最大3000ルーメン(照射距離210m)もの優れた光出力を備えています。またローモードでは30ルーメン程の光量となっており、遠距離、中距離、近距離それぞれに対応可能なバランスの良い点灯モードを搭載しています。
■ E51C
Eシリーズのスタンダードなモデルです。「E52C」より若干小ぶりなサイズとなっており、光出力などの能力こそ劣るものの握った時の収まりが良く優れた携行性を実感できる逸品です。
「Tシリーズ」=「Tactical」
「Tシリーズ」は「Tactical(タクティカル)」の頭文字を冠したモデルとなっており、主に軍・法執行機関向けに開発されたシリーズです。通常タクティカルライトとなると、操作性が重要となるため、点灯モードも少なく設計されることも多いのですが、Nextorchのタクティカルライトは、多彩な機能性をそのままに、二つのスイッチシステムを用いることで、直感的な操作性まで確保した点が優秀。主な特徴は以下の通りです。
特徴.1 テールスイッチとダイヤルスイッチによる優れた操作性
Tシリーズは多くのタクティカルライトがそうであるようにテールスイッチ式を採用しています。ただし、このテールスイッチはモーメンタリーモード(推している間だけ点灯)用。半押しでハイモード照射、全押しでストロボ照射の2モードだけを操作するデザインとなっており、即座に強い光を利用するための構造です。瞬間的に照射を可能とするワンステップストロボを可能とする仕組みとなっており、とてもシンプルな操作感です。
テールスイッチでは押しているときだけ点灯。では常時点灯はどの様に操作するのか。↓のダイヤルスイッチが活躍します。
この特徴的なダイヤルを回すことで、常時点灯のモードを操作。マグネットを利用した構造となっており、スムーズな操作感と癖になる感触が◎。
この二つのスイッチの使い分けによって、直感的な操作感を損なうことなく幾つもの点灯モードを使いこなすことが可能となっています。
特徴.2 電池自体に充電構造+α
Tシリーズは、付属バッテリーに充電構造が備わっています。正直なところ、ライト本体に充電構造が付いていた方が充電の煩わしさは少ないですが、本体の構造を極力シンプルにすることでより高いレベルでの耐久性を実現しています。また、付属品以外の電池を用意して運用していく場合は外部に充電するための仕組みを別途用意したほうが効率的。つまりTシリーズは、何本か予備バッテリーを用意し使いまわしていきたい人にとっても良い選択肢となりえます。
またTシリーズは付属バッテリー以外の電池(主にCR123)も利用可能となっています。
特徴.3 エマージェンシーツールとしての付加価値
ヘッドのベゼル部分にウィンドガラスブレーカーが備わっている点もTシリーズの特徴です。ナノセラミックボールを搭載しており効率よくインパクトを与えることができる構造。例えば、車の脱出ツールのような役割も期待できます。
【 Tシリーズのラインナップ紹介 】
■ TA30C
「TA30」のアップグレードモデルとして登場した「TA30C」。高出力が向上していることに加えて、電池残量の確認ができるインジケーター機能がテールスイッチ部分に加えられています。
■ TA30 V2
ドイツの国際的に権威のあるデザイン賞「Red Dot Award」を受賞したモデルのバージョン2としてデザインされており、Tシリーズを代表する名作です。
■ TA15
TA30をコンパクトにリモデル。携行性に優れたアイテムです。ユニークな事に「14500リチウムイオン電池」「単三電池」「CR123A」の3種類もの電池に対応しており、例えば災害時など充電環境の用意が難しいような場面でも活躍可能なアイテムです。
「Pシリーズ」=「Police」
Pシリーズは「Police」の頭文字より命名されており、警察をはじめとした公的機関での利用を想定したシリーズとなっています。ユニークなことに「防犯」をコンセプトとした設計となっており、即座に照射可能で実用的なストロボ機能「ワンステップストロボ」が搭載されています。また、馴染みやすい順手デザインや、使い勝手の良い調光モードなどの均整がとれた機能性によって、実はデイリースースとしても人気のあるシリーズです。
特徴.1 順手持ちとワンステップストロボ
他のシリーズと異なり、順手持ちを想定しておりスイッチも側面に設置されています。ON/OFFとモードセレクトを操作するスイッチとは別にストロボ照射専用のスイッチが用意されています。
ストロボスイッチを独立
スイッチは二つ用意されておりストロボ照射専用のスイッチが
特徴.2 電池残量の確認に便利なインジケーター
Pシリーズは全モデル、一見で電池残量が確認できるインジケーターが備わっています。電池式とは異なり、充電式ライトはバッテリーが切れてしまうと再び稼働させるためには充電する時間が必要となります。つまり継続して運用するためには充電するタイミングが大事。Pシリーズのインジケーターは青色の光の点灯数によって分かりやすく残量を示してくれます。
またEシリーズ同様にヘッド部分を捻り回すと充電用のUSBポートが露出する構造となっています。
特徴.3 エマージェンシーツールとして
Pシリーズにもヘッドのベゼル部分にウィンドガラスブレーカーが備わっています。ナノセラミックボールを搭載しており効率よくインパクトを与えることができる構造。例えば、車の脱出ツールのような役割も期待できます。
【 Pシリーズのラインナップ紹介 】
■ P80
Pシリーズを代表するモデルです。順手持ち仕様やバランスの良い機能性などが好評で、普段使いやアウトドアシーンで利用するライトとしても人気だったりします。
■ P8
P80を女性でも扱いやすい大きさにリサイズしたモデルです。シリーズ唯一のバッテリー内蔵型となっていますがシンプルに扱えて良いという声も多数いただいている人気モデルです。
■ P82
シリーズの中でも極めてユニークなモデル。光を収束する大型ヘッド構造を採用することで1200ルーメンほどの光出力なのにも拘わらず、なんと1100mもの照射距離を誇ります。
「Cシリーズ」=「Consumer Electronics」
Cシリーズは、コンパクトでシンプル、そしてコストパフォーマンに優れたシリーズです。ちなみに「C」は一般向け家電を指す「Consumer Electronics」を意味しており、デイリーユースがコンセプト。シンプルなだけでなく優れた防水性と耐久性を持っているため、アウトドアレジャーや防災用などあらゆる用途で補助光源として利用可能です。使用する電池がモデル毎に違う点にもご注目下さい。
特徴.1 シンプルな操作性とシンプルな点灯モード
テールスイッチでON/OFFとモード変更を行います。シンプルですが半押しも認識してくれるスイッチを採用しており、ストレスのない優れた操作感です。
特徴.2 使用バッテリーは多種多様
Cシリーズには、高出力を発揮するリチウムイオン電池を使用するタイプだけでなく、一般的で手に入りやすく馴染みのある単三電池、単四電池を利用するタイプも。好みの電池から選んでみるのも良いかもしれません。
【 Cシリーズのラインナップ紹介 】
■ C4
リチウムイオン電池を利用するモデルとなっており、シリーズの中ではもっと優れた光出力を誇ります。電池本体に充電構造が組み込まれたリチウムイオン電池が付属しています。
■ C3
単四電池を3本使用するモデル。握りやすいサイズを維持した形状となっています。
■ C2
単三電池を2本利用するタイプのC2は細長い形状。EDCポーチなどにも収まりが良いです。
■ C1
シリーズ最小モデル。掌に収まるサイズ感となっており、毎日持ち歩くEDCライトとしてもオススメ。単三電池一本を使用します。
■ C2UV
C2のUVライトバージョン。550mWもの高い光出力の紫外線(UV-405nm)を発します。夜間のフィッシングにて夜光ルアーを発光させるのにも重宝します。
今回はシリーズの特徴についてご紹介いたしました。もちろん同じシリーズのアイテムであっても、さらに一つ一つに個性があります。まずはシリーズの特徴からお好みを探して頂き、そこから一つ一つのモデルをご検討いただけると、皆様にピッタリなライトが見つけ出しやすいかもしれません。ぜひご参考にしてみてくださいませ。